医療法人癒水会 会津クリニック 福島県会津若松市材木町1-4-4 TEL. 0242-38-1150 FAX. 0242-38-2345
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 頻尿などの症状が起こる過活動膀胱に対する治療としては
 生活指導やお薬による治療などが行われます。

 しかし中には少なくとも3ヶ月続けても尿失禁が改善しない方や、
 内服薬の副作用(口のかわきや、便秘など)により
 内服の継続が困難な方がおられます。

 こういった難治性過活動膀胱の方に対して、
 ボツリヌス菌がつくる天然のタンパク質(A型ボツリヌス毒素)から
 精製された薬を膀胱内に直接注入する治療法が2020年4月より保険適用となり、
 会津クリニックではいち早く、治療を開始しております。

  ※ボツリヌス菌を注射するわけではありませんので、
   ボツリヌス菌に感染する心配はありません。


ボトックスの膀胱注入療法の方法は?

 膀胱に局所麻酔をした状態で内視鏡を挿入し、
 専用の注射針で膀胱の筋肉に20箇所注射をします。
 注射にかかる時間は10~20分程度です
 治療前の抗生剤点滴や治療後の経過観察のため
 院内の滞在時間は2~3時間程度が見込まれます。
 
 
 治療効果は通常2~3日であらわれ、4~8ヶ月程度持続します


 国内の臨床試験では初回投与後6週の時点で
 1日あたりの尿失禁回数が3.64回減少
しています。
 また27%の方で尿失禁が完全になくなり
 60%の方で尿失禁の回数が半分以下になるという結果になっています。
 




 1.安全性が高く、痛みが少ない
  
  安全性の高い局所麻酔で行っていますので、
  全身麻酔に比べて少ないリスクで済みます。
  また、痛みも少ないので、安心して行うことができます。
 

 2.必要な時間と費用負担が少ない
 
  入院での検査の場合は2~3日が必要ですが、
  会津クリニックでは日帰りの外来で対応していますので、
  お忙しい方も気軽に受けることができ、費用も入院より安く済みます。
 

 3.気になる副作用は?
 
 ●肉眼的血尿(2%程度)
  一時的に尿に血がまじることがあります。
  通常は自然に止まりますが、ごくまれに止血の処置が必要になる場合があります。

 ●尿路感染(5%程度)
  尿の出口から細菌が膀胱内に侵入することで生じます。
  尿路感染により炎症が生じると、尿の濁り、頻尿、排尿痛、発熱、悪寒、
  血尿などの症状が見られることがあります。

 ●残尿の増加、尿閉、排尿困難(5〜9%程度)
  尿を全部出しきれず、膀胱内に尿がたまってしまう副作用です。
  投与後は2週間以内に残尿量を測定し、その後は必要に応じて
  残尿量測定を定期的に行います。
  残尿量がある程度多くなった場合は、改善してくるまで自己導尿
  (カテーテルを尿道から入れて自分で膀胱にたまった尿を排出する方法)が
  必要になることがあります。
  症状がおさまれば自己導尿は終了となります。

 ●薬剤のアレルギー(1%以下)
  ごくまれに薬剤へのアレルギーが出る方がおられます。



 過活動膀胱は命に関わる病気ではありませんが、
 この病気の症状により外出の制限や日常生活に支障が出ている方では
 こういった新しい治療も選択肢のひとつとなります。

 これまで、飲み薬の治療がうまくいかなかった方には、画期的な方法です。

 ただし、全ての尿失禁のある方がこの治療の適応となるわけではありません。
 気になる方は一度ご相談ください。
 




 院長 玉木信
 ●前 竹田綜合病院泌尿器科科長
 ●新潟大学医学部非常勤講師
 ■日本泌尿器科学会専門医・指導医
 ■アメリカ泌尿器科学会会員
 ■日本透析学会会員
 ■日本移植学会会員
 ■日本性機能学会評議員
 ■日本Endourology・ESWL学会会員
 Doctor Interview
玉木院長の詳しいプロフィールはこちら

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